2011.06.02
病気の正しい治し方について-その1
もし、病後の養生をおこたり、二次性の病気が引き起こされたら、これらの二次性の病気などは現代医学でもよくわかっていないため、とても難治の病気となります。このようにして、慢性の疾患が生み出されます。この慢性の疾患の治療は、どうすればよいかという問題は、また槁を改めて論じます。
- コメント(2)
- 07:50
1.投稿:ひるね猫│2011.06.10 16:47
初めまして。
私も、子どもの時からアトピーで、
25歳の時にひどいアトピーでプロトロピックや
喘息もありましたので、ステロイドを使っていました。
それらは、ある程度、症状は治まるものの、根本的な治療ではなく、結局次の病気へ移行していったような気がします。
現在も、かゆみ止めなどを飲んでいる状態ですが、漢方では、治癒することができますでしょうか?
2.投稿:橋岡│2011.06.13 07:50
アトピーが軽快して、次に他の病気が出てきたとのこと、ここで論じようとしている問題の大事なことを、おっしゃっています。そうなんです、一つの病気を正しく治療しないで、元の病気が、適当な治療(ステロイドや、プロトロピック軟膏などの免疫抑制剤)でお茶を濁した治療を続けていますと、しばしば、別の病気に変身を遂げてゆくようです。ひとつ例をあげますと、有名で深刻なものに、アトピーにプロトロピック軟膏を使っていて、皮膚のリンパ癌が発生することが知られています。癌は死病ですから、このような治療そのものが、決定的に間違っていると、私は考えています。
従いましてあなたの場合は、順番として、まず現在の病気を正しく治し、次に元の病気を、根気よく治療をするということだと考えます。アトピーという病気は、IgE という免疫グロブリンが作られるという、生体としては遺伝子の組み換えがおこり、それによる、非常に高度の免疫システムの再構築が起こっているため、このアレルギー反応を起こさないように是正することは、現代科学では不可能と考えられています。アトピーは簡単に治療できると、お考えにならないでください。しかしながら漢方では、これに対してある程度までですが、治療が可能です。希望を持って治療を受けてください。